高透明度3液性エポキシレジン ジェムレジン

『GemResin (ジェムレジン)』は、業界初の3液性エポキシレジンで完全国産品。際立つ透明感、シルクのように滑らかな質感により、高いクオリティを求められる家具やアート作品づくりにポテンシャルを発揮します。

『GemResin』は最大の強みである透明力を極める一方、耐候性に優れることで紫外線による黄変リスクを最小化するとともに、「硬化促進剤」を利用した製作期間の大幅短縮も実現しています。

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ジェムレジンを使用したレジン板製作風景
ジェムレジンを使用したレジン板製作風景
《製品データ》
製 品 A剤〔主 剤〕 B剤〔硬化剤〕 C剤〔硬化促進剤〕
外 観 淡黄色透明液状 淡黄色透明液状 淡黄色透明液状
主成分 エポキシ樹脂 脂肪族ポリアミン 脂肪族ポリアミン
粘度 (mPa・s/25℃) 2300 10 1000
混合粘度 (mPa・s/25℃) 390 (A剤と同値) (A剤と同値)
配合比重 1.1 0.9 1.1
硬 度 D72 (100gスケール, 5日後) (A剤と同値) (A剤と同値)
圧縮強度 (mPa) 41.1 (JIS K7181準拠) (A剤と同値) (A剤と同値)
曲げ強度 (mPa) 17.1 (JIS K7171準拠) (A剤と同値) (A剤と同値)
耐候性 ※1 ΔE=11.6 (Super UV : 48時間照射) (A剤と同値) (A剤と同値)
※1 配合比 (A:B:C=60:19:1) におけるデータです。
(注) 上記数値は測定値であり保証値ではありません。
《硬化日数と配合比》
製 品 A剤〔主 剤〕 B剤〔硬化剤〕 C剤〔硬化促進剤〕
1日硬化の配合比 60 16 4
2日硬化の配合比 60 17 3
4日硬化の配合比 60 19 1
(注) 100gスケール、23℃想定。硬化時間は気温により変動します。
《よくあるご質問》

缶の容器が使いにくいのですが、別のものに換えられませんか?

硬化前の樹脂に光が当たると黄変の可能性があるため、缶に充填しております。ご了承ください。

他社製品と比べて樹脂の黄色味が強いようです。どうしたら良いですか?

この黄色味は硬化促進剤の色味が出たものですから、添加量を減らしていただくと黄色味は減ります。もしくは黄色の補色である青色のトナーを微量添加していただいても黄色味は減ります。

耐熱性としては、何℃まで使用可能ですか?

樹脂の熱変形温度はカタログ値で50℃です。なお、高温のものを床に置く際は、何か敷物を下に敷いてください。

表面硬度はどの程度ですか?

HB程度です。木材よりは高いです。

適切な配合比率の計算法が分かりません。

例えば、4日硬化 (60:19:1) で500gの樹脂を作りたい場合、
主剤:500g×60/80=375g
硬化剤:500g×19/80=118.75g
硬化促進剤:500g×1/80=5.25g
が必要となります。

混合させた樹脂は、どの程度まで放置できますか?

主剤と硬化剤を混ぜた段階で、すでに反応は進行しています。周囲の気温にもよりますが、1時間以内には流し込みまで行ってください。

泡の発生を抑えるにはどうしたら良いですか?

攪拌容器の底のほうで攪拌していただくと、泡の入り込みが少なくなります。

どの程度の厚さまで流し込みできますか?

1回での流し込みは30mm以下でお願いします。硬化物の厚みが大きく流し込み量が多い場合、硬化時の反応熱から異常発熱を起こし、黄変などの不具合が発生する可能性があります。

硬化養生時に木材から泡が出続けるが、どうしたら良いですか?

その泡は木材の内部に樹脂が入り込み、その分の空気が出ているものです。木口処理をしていただくと少なくなるかと思います。

研磨は具体的にどのように行えば良いですか?

粗目から細目へ順番に掛けてください。一例として、トリマー掛け (2〜3mm削り、気泡まで削り取る) → オービタルグラインダーで研磨 (#100〜#200まで10段階程度に分ける) → オイル塗布、といった流れになります。なお、仕上げ方法につきましては製品保証外です。

《取扱上の注意点》
  • 作業中・乾燥中ともに換気を良くして、蒸気などを吸い込まないようにしてください。
  • 作業中は皮膚に触れないように注意し、必要に応じて有機ガス用防毒マスクまたは送気マスクを装着し、あわせて頭巾・保護メガネ・長袖作業衣・襟巻タオル・保護手袋などを着用してください。
  • 作業後は、手洗い・うがい・鼻孔洗浄などを十分に行ってください。
  • 保管にあたっては、直射日光の当たる場所、湿気の高い場所を避け、しっかりフタを締め、気温40℃以下の子供の手の届かない場所に置いてください。
  • 溶剤の入った容器などを洗浄した廃液などは、産業廃棄物として適正に処分してください。

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